チラシの印象を大きく左右するのが「配色」です。
色数が増えるほど自由度は上がりますが、その分迷いやすくもなります。

そこでおすすめなのが、4色配色パレットという考え方です。
あらかじめ役割の決まった4色を用意することで、チラシデザインの配色は一気に整理しやすくなります。

この記事では、

  • 4色配色の基本構造
  • チラシ制作での具体的な使い分け
  • すぐ使える配色パレット例

をまとめます。

なぜチラシ配色は「4色」を基準にするとよいのか

チラシ制作では、配色が多すぎると

  • 情報が散らばる
  • 視線の流れが不安定になる

といった問題が起きやすくなります。

4色配色は、

  • 情報整理
  • 視認性
  • デザインの一貫性

を保ちやすい、実務向けの配色構成です。

チラシ配色の基本|4色パレットの役割

(Base)背景カラー

紙の地色にあたる色。
全体の空気感を決めるため、明度や彩度は控えめに設定します。

(Main)メインカラー

チラシのテーマカラー。
最も目立たせたい要素に使い、デザインの軸になります。

(Sub)サブカラー

情報整理用の補助色。
小見出し、罫線、リストなどに使い、メインカラーとの調和が重要です。

(Accent)アクセントカラー

視線誘導や強調用の差し色。
1色に絞ることで、チラシ全体が引き締まります。

※ 印刷を想定する場合は、CMYK値とRGB値を併記しておくと作業がスムーズです。

4色配色パレット例①|ナチュラル系チラシ

〈柔らかい雰囲気の「ナチュラル系」〉

  • 背景(Base):ベージュ
    • CMYK 10 / 12 / 25 / 0
    • RGB 236 / 227 / 203
  • メイン(Main):落ち着いたオリーブ
    • CMYK 55 / 40 / 75 / 20
    • RGB 120 / 118 / 82
  • サブ(Sub):やわらかいモスグリーン
    • CMYK 45 / 25 / 60 / 10
    • RGB 150 / 160 / 120
  • アクセント(Accent):黄色寄りのオレンジ
    • CMYK 5 / 35 / 75 / 0
    • RGB 250 / 180 / 95

→ ワークショップ、地域イベント、雑貨系のチラシに向く
→ 主張しすぎず、やさしい雰囲気を作れる配色

4色配色パレット例②|ビジネス・教育系チラシ

〈視認性重視の「ビジネス・教育系」〉

  • 背景(Base):ライトグレー
    • CMYK 10 / 8 / 8 / 0
    • RGB 235 / 236 / 238
  • メイン(Main):深めのネイビー
    • CMYK 100 / 85 / 35 / 30
    • RGB 28 / 45 / 78
  • サブ(Sub):ブルーグレー
    • CMYK 50 / 33 / 15 / 0
    • RGB 118 / 143 / 165
  • アクセント(Accent):イエロー
    • CMYK 6 / 8 / 75 / 0
    • RGB 244 / 230 / 90

→ 企業案内、教育機関、セミナー向け
→ 信頼感と視認性を重視した配色構成

4色配色パレット例③|ポップ系チラシ

〈元気・楽しい「ポップ系」〉

  • 背景(Base):クリームイエロー
    • CMYK 5 / 3 / 28 / 0
    • RGB 250 / 245 / 210
  • メイン(Main):ビビッドピンク
    • CMYK 0 / 75 / 25 / 0
    • RGB 255 / 90 / 120
  • サブ(Sub):ライトターコイズ
    • CMYK 50 / 0 / 15 / 0
    • RGB 80 / 205 / 220
  • アクセント(Accent):濃いチョコレートブラウン
    • CMYK 40 / 70 / 80 / 60
    • RGB 90 / 50 / 40

→ 子ども向けイベント、クリエイティブ系に適する
→ 明るさと引き締めのバランスが取りやすい

4色配色を使うときのコツ

  • 色の役割を混ぜない
  • アクセントカラーは使いすぎない
  • 文字色は可読性優先で選ぶ

4色配色は「縛り」ではなく、迷わないための骨組みとして使うのがポイントです。

まとめ

チラシ配色に悩んだら、まずは4色配色パレットを基準に考えてみてください。配色の役割が整理されるだけで、デザイン全体の完成度は大きく変わります。